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そもそも幸せな話じゃろうがい

2018/10/01 AKB48 「アイドル修業中」公演

もともと見に行く予定はなかったのだけど、台風で予定が崩れ急遽抽選に申し込んだところ見事当選、思いがけずAKB48劇場デビューへ。

 

かつての推しメンは仁藤萌乃ちゃん。そして萌乃ちゃんがAKBを卒業した2013年以降はAKBINGOをたまに見るくらいの付き合い方をしていた。

 

急遽公演に入ることが決まったため予習はほとんどして行かなかった。(知らない公演名だし知ってるメンバーほとんどいないしで、どうせなら事前知識無しで楽しもうと思ったのもある)

 

まず秋葉原のドンキへ着くと8F へ向かって長い長いエスカレーターを登る。長すぎてびっくりした。エレベーター無いんだ。でも壁一面にAKBのラッピングがしてあって退屈はしなかった。

8Fへ着くと受付のお姉さんに当選番号を告げ、チケットを受け取る。そして荷物をコインロッカー(200円)に入れる。8F廊下には劇場の名物でもある各メンバーの写真が額縁に入れて飾ってあり「本物だ…」という気持ちになった。

時間ギリギリに行ったこともありすぐに入場列整理が始まった。並んでいると他のオタクがみんな謎のかごを持っていることに気づく。何だアレ、どうしたらいいんだ、としばらくオドオドしていると係員が「金属探知機を通る際にはかごをご利用ください」とかごを配りに来てくれて一安心。ちょうどかごを受け取ったあたりで入場が始まった。かごに手荷物を入れ、金属探知機を通る。ちょっと緊張した。無事に通り抜けると劇場のすぐ入口だった。今回は指定席で申し込んでいたので焦って前の方へ行くこともなく、指定された席へ座り、かごを座席の下へしまった。

隣に座っていたオタクがとても詳しそうなオタクで、こんなに無知な私がここにいていいものかと不安になった。隣の人に話しかけられないように、開演まではジッとうつむいていた。入場から開演までの時間が本当に苦手だ。

 

入場が全て終わってしばらくすると影アナが始まった。その日の担当は山根涼羽さんだった。彼女のことはその日まで知らなかったけどとっても可愛い声に思わずニヤニヤした。

 

前座はJKTとBKNからの交換留学生のステフィ・モバイルによる「となりのバナナ」

その時までAKBが交換留学なんてやってたのすら知らなかった(どうも調べてみたら9/17から留学が始まったらしい)けど、まさかとなりのバナナが聞けると思ってなかったので即効テンションが上がった。ちなみに一番好きなとなりのバナナは指原仁藤のやつ。武道館って丸いよね!さっしーの猫背くらい!!ウッ………(号泣)

 

前座が終わると、一度舞台の幕も閉じた。そして少しするとおなじみOvertureが流れ始め、いよいよ公演が始まった。

1曲目「キミが思ってるより…」

聞いたことのない曲だった。前座でとなりのバナナが聴けて有頂天になっていたのもあり正直ちょっと出鼻をくじかれたけど、いかにもAKBという感じの曲で、これから公演が始まる期待に胸が一杯になった。(でもこれも後で調べてみたら2013年リリースと結構古めの曲らしい。センターには前田敦子が立っていた)

2曲目「NEW SHIP」

懐かしい!GIVE ME FIVEのカップリングとしてリリースされたこの曲は、ぱるるやメッシが新人として選抜されていた。(高橋朱里ちゃんのことを今でもメッシって言うのかな)今目の前で歌ってるメンバーの中からもゆくゆくはチームのリーダーだったり卒業して活躍するメンバーだったりが出てくるのかな…と思い、ほとんど顔も名前も知らない子たちばかりなのになんだか感慨深くなった。

3曲目「JK眠り姫」

こんな曲が聴けるとは!!超嬉しかった。ヨシマサは神。このあたりで「もしかしてセトリめっちゃ良い…?」と勘付き始めた。あと鈴木くるみちゃんが気になりだした。彼女のことはもともと知っていた(AKBINGOで見た)のだけど、不思議な魅力があってとても目を引く子だなぁ。

4曲目「彼女になれますか?」

セトリめっちゃ良いじゃん!!!!!こんなに盛り上がるイントロ他にない。いってみヨーカドー!『あなたにお弁当作っていいですか~♪』の料理してる振り付けかわいい。

ここでMCが入り、この公演が『ゆきりんさんプロデュース』であることを知って納得。柏木由紀恐るべしである。

この日の自己紹介のテーマは「日頃の感謝を萌え度MAXで発表」。ある者は両親に感謝したり、ある者は自分の好きな“氷”に感謝したり、とまぁ自由なMCだったが、山根涼羽ちゃんが他のメンバーの発表に悶えて頭抱えてるのが印象的だった。リアクションいい子は見てて楽しいよね。『自己紹介のMCのとき、たかみなのときだけイェーイの声が小さいんですよ。なぜかと思ったら 他の子のMCのときはたかみなが人一倍大きな声でイェーイって言ってるからって気付いた』っていう高橋みなみの伝説を思い出したりもした。

 

MC明けて5曲目「Blue rose

選曲ヤベ~!やった~!!とヘラヘラ喜んでたら周りがサイリウムを青色に変えだしたので私も急いで変えた。メンバーカラーが無いから楽曲に合わせて色を変えるのがおもしろいなと思った。Blue roseの衣装が生で見れたのもうれしかった。露出が多くてともすれば下品になっちゃいそうなんだけどいかんせん楽曲とパフォーマンスがかっこいいからいやらしく見えないんだよね。

6曲目「投げキッスで撃ち落せ!

齋藤陽菜ちゃんに文字通り投げキッスで撃ち落されてしまった。ドラ3の推しが決まった。はーたんかわいいなぁ。はーたん円周率言えてすごいなぁ。はーたんアコギもできるのすごいなぁ。というかバシバシレスが来るのめっちゃ楽しい。狭い箱ならではという感じ。

7曲目「蜃気楼」

これまた懐かしい曲を…。今のAKBでもまたこういう曲聴きたいな(私が知らないだけであるのかもしれないけど)。蔵本美結ちゃんのウェッティな魅力に目が釘付けだった。

8曲目「ツンデレ!」

ツンデレは本当に衣装がかわいい。センターの山根涼羽ちゃんがもう本当に本当にかわくてたまらなかった。もうずんちゃんしか見えない

9曲目「虫のバラード」

田屋美咲ちゃんがひとりでステージに立って堂々と生歌パフォーマンスする様子に胸が打たれた。こういうステージを見るとAKBも捨てたもんじゃないなぁと本当に思う。

 

ユニット曲が4曲続いたあとは二度目のMCだったのだけど、ここまで柏木由紀さんの選曲が良すぎる。懐古厨の心にぶっ刺さる曲ばっかりで毎度毎度イントロが流れるたびに「“ゆきりんさん”凄すぎる…」と畏怖の念すら覚えた。

 

MC明けていよいよ終盤戦

10曲目「RIVER」

ずいぶんへなちょこな「AKB~!」という掛け声には少し笑ってしまったのだけど、パフォーマンスはフレッシュさに満ちていて良かった。研究生がほとんどなだけあって、技術面が追いついてないところはあっても、前へ前へというガツガツさが全体に見えてちょうどRIVERを歌っていた過渡期のAKBと重なり胸が熱くなった。

11曲目「最終ベルが鳴る」

もともと旧チームKが熱く歌うこの曲が結構好きだったのだけど、研究生のフレッシュなパフォーマンスからもまた違った良さが見えた。特に二番Aメロ「親にも相談できずに~」なんて自己紹介MCで両親に感謝していたメンバーのことを思い出してちょっと泣きそうになった。

12曲目「シアターの女神」

まさに「シアターの女神ようやく会えたねこんな近い距離に素敵な君がいる」状態。途中、大竹ひとみちゃんと目がバッチリ合いなんだか暑苦しいレスを寄越してきて、おぅ、そういうヤツ嫌いじゃないぜ…という気持ちになった。うれしかったです。ありがとう。

13曲目「そばかすのキス」

この曲ばかりは今ステージ上にいるメンバーよりもかつてこの曲を歌っていたメンバーに思いを馳せてしまった。この曲の主人公が海へ来て前の恋人のことを思い出してるのと同じように、私はこの曲を聴くとどうしてもあの頃のAKBやそれを好きだった気持ちを思い出して“エモ”になってしまう。

本編最後のMCとして「続いてが最後の曲になります」\え~!!!/のお決まりのやつをやって、

14曲目「だけど…」

今現在48Gにどれだけの曲があるのかはわからないけど、その中から本編ラストの曲に「だけど…」を選べるのって柏木由紀さんだけじゃないのかと思う。もう10年以上も前の曲が今でもこうやって劇場で披露される意義よ。

 

だけど…で幕が閉じて怒涛の本編が終了。程なくしてオタクがアンコールの仕切りを始めた(この日はAKBライブオンデマンド10周年だったらしい)。ちゃんと3分以内にアンコールかかってよかったとひっそり安堵した。

 

そしてアンコール一曲目「遠距離ポスター

私がインターネットに書く「ワロタ」と「泣いた」は大体嘘なんだけど、この曲ばかりは本当に少し泣いた。イントロが流れて舞台の幕が開いていく間、鳥肌が止まらなかった。遠距離ポスターは“人生”なので…。もうずっと前からベッドの右の壁は何よりも特別な場所だし、いつもどこかで頑張っているだろう推しメンを思って自分を鼓舞することも数えきれないくらいしてきた。AKBを好きになった頃からずっとずっと好きだったこの曲を今こうやって劇場で見ていることが夢みたいで、本当に、この曲を聴けただけでも、今日来た意味があった、と思った。遠距離ポスターは神。

 

アンコール二曲目「チームFresh推し」

最初の自己紹介以降で気になったメンバーの名前を再確認できたのがよかったし、おそらくこれを計算してた柏木由紀さんは本当に頭がいい。

 

最後のMCとメンバーの写真撮影を挟み、いよいよラストの曲

アンコール三曲目「君と虹と太陽と

コンサートのラストで白いTシャツを着てこの曲を歌うあの頃のAKBを思い出して、“ありがとう、神…(ここでは柏木由紀さんのことです)”という気持ちでいっぱいになった。AKB48、最高!!!!

 

公演が全て終わるとお見送り(ステージ上にいるメンバーの下を歩いていく)が始まった。そこでもやっぱり誰よりも腰を低くしてファンの人に手を振る山根涼羽ちゃんが目に留まった。私も山根涼羽ちゃんに「かわいかったよ」と伝えると「ありがとうございます!」ととびきり可愛い顔で返してくれた。もうホントにずんちゃん大好き

 

~総括~

公演の感想としては、とにかくセトリが最高。柏木由紀さんへの畏怖の念が止まらない。まさか最初の曲以外全部知ってる曲(しかもかなり馴染みの深い曲)だと思わなかったし、聴けるとは思っていなかった好きな曲もたくさん聞けた。柏木由紀さん、本当にありがとうございました。

もちろん公演に出ていたメンバーも素晴らしかった。恥ずかしながら今のAKBにはあまり明るくないのだけど、山根涼羽ちゃんには完全にノックアウトされた。ずんちゃんしか。

 

P.S.

私は雑煮のオタクなのですが、先日見たAKBINGOでずんちゃんこと山根涼羽ちゃんの好物が“すいとん”であることを知りました。煮物のオタク同士、通じるものが合ったのかもしれないね。

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